夏の終わりにいやでも明るくなるサザン




どこかで聞いた「音楽って苦し紛れにやるもんじゃないんでね」という桑田佳祐さんの言葉は印象的でした。シンプルですがストレート。頭のいい人だなと思います。

サービス精神が旺盛などと評価される彼でもありますが、いやいやそうではなくて、ただただ好きでこうしている、そういう音楽人ではないか。どう見ても彼自身がとにかく楽しそうですのでね。




映像は1980年のもので、いわゆるロン毛。白いTシャツにデニムの短パン、短めの白いソックス。振り付けとは言えないような振り付けも、なんだか精一杯で元気がよくて健康的。淀みも含みもなく突き抜けて力強く爽快で微笑ましい限りです。

この動画は桑田さんの「ダサかっこよさ」が炸裂していて好きなんですよね。デビューして数年足らずの頃ですが、とにかくリズム感が良く歌がうまい。「コミックバンド」と揶揄するばかりだった時期のメディアは遅れていましたね。この才能についていけなかったのでしょう。

歌詞といい曲といい、演奏といいパフォーマンスといい、それからこの声ですよね。すでにでき上がっている。世に出るべくして出た人だなと思います。動画のなかで、ときどきちょこっと映る原由子さんが、これまた美しくてとても素敵です。


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