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校正&校閲、キャリア相談は完全無料

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Photo by Matt Collamer on Unsplash つい先日のこと「 おとなの新路相談室 」という聞いたことがないサイトの運営事務局から1通のメールを受信しました。本文中に案内のあった当該サイトを訪問してみますと「株式会社仕事旅行社」が展開するオンラインでのキャリア相談サービス事業とのこと。数年前に加入した「 一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 」のサイトで公開している私の個人ページに連絡先として載せてあるメールアドレスを使って送信してきたんですよね。同協会でしか使用していない Gmail アドレスでしたからその点は明白です。なるほどね、そういうところに目をつけて営業をかけてきたということです。 このオンラインサービスでは「ホスト」と呼ばれるキャリアコンサルタントが、相談者と1対1のビデオ通話で当該の職業に関する情報を聞かせてくれたり、助言を与えてくれたりするそうです。私に送信されたメールの用件は、このキャリアコンサルタント、即ちホストになっていただけないか、その登録手続きをお願いできないかというものでした。そのこと自体に問題はなかったのですが、①実名での登録が原則、それは構わないと引いたものの、②顔写真も掲載、というところでダメだなとなりましてホスト登録は見送りました。ただ、①②の上をいってトドメ的にアウトだったのは、③相談者から料金を取るシステム、という点なんですね。 「ビジネス」です。運営事務局のマージンは 20 % 、なるほどそうでしょう「ビジネス」ですからね。言い直しましょう「ビジネス」であるなら当然のこと金銭が発生します。料金はホスト各自で自由に決められるようでした。数十名の登録済みホストをざっと見た限りではありますが  30 分無料、 60 分無料というホストも各1名見受けられましたので、相談者から料金を取らないという選択肢もあることは分かりましたが、そんなホストはごくわずかで大方は堂々金額を掲げていました。安い場合で 60 分あたり 1000 円から  2000 円、ただし 2000  円以下に設定しているホストは少数派。その他大勢が  3000 円から 6000 、 7000 円の間、さらには  8000 円台、 9000 円台のケースもあり、最高額は  10000 円でした。 この事業

嫌いな言葉は縁の下の力持ち

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昔から校正者がよく言われる言葉に「縁の下の力持ち」「陰の立役者」というのがありますけれども、これがとにかく大嫌いな表現なんですね。虫唾が走ります。この記事を出版社の社長や編集者、それとブラック編集プロダクションやブラック校正会社の方々が運よく見つけて読んでくださるといいんですがね 。頼みますよ、あ!そこのあなたよ、そこの! 言葉だけの話なら別ですが、本当にそう思っている人間がいるのが困るんですね。不快でありいい迷惑でもある。だいたい「縁の下の」ですとか「陰の」というのはね、考えたらものすごく失礼だってことに気づきません? あ、気づかないです? それではなおのこと話を続けなければなりません(笑)あのですね、そうやって陽の当たらない裏っかしのほうですとか、湿気の強い部屋の奥のほうですとかにね、校正者を押し込むのはいい加減やめなさいってこと。私たちは縁の下になどいやしないし、陰に潜んでいるわけでもありません。あなたがたと同じ土俵にいることをあなたがたが認めないというだけの話です。頭大丈夫ですか? 編集と校正の「主従関係」 ― 積年の問題ですけれども、ここをカギ括りにしているのは編集者と校正者が「主」と「従」の関係にあるとは微塵も思っていないからなんですね。それから校正者、校閲者でもいいですが、こちら側にも一定の「問題」がある。なにせ口下手、自虐的、社会性を欠き「言わない」「主張しない」もちろん仕事内容、料金に関することですがボランティアじゃないんですから黙っていないで挑むべきだと思いますよ。プライドがあるならそうすべきですし、そうしないではいられないはずです。それとも プライドが持てるほどの実力がありませんか。プライドを保てるだけの実績を積んでいませんか。プライドで自身を支えられるほど熱心には仕事をしてきていませんか。ね、そういう「問題」というものがあります。この件はいずれまた記事にするかとも思いますので、今日のところはこのへんで。 *****

校正&校閲の仕事に興味がある方へ

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Photo by Brett Jordan on Unsplash 今日はタイトルのとおり、校正や校閲の仕事に興味・関心がおありの方、校正・校閲職を希望している方にお知らせです。ここ数日の間に複数名からコンタクトがあり、ならば一度きちんと告知を行うほうがよいかと思い至った次第です。 私は通算 21 年、直近 13 年の職歴を有しています。外国語辞書に始まり、外資系日刊紙、商業印刷物、広告のほか、企業・団体・大学等教育機関の各種印刷物など様々なジャンルを対象とする実務経験を経て、以後現在は実店舗や通販サイトで販売されている書籍をメインに完全在宅稼働のフリーランスとして独立しています。但し「雑誌とウェブサイトを除く」という断り書きをいれなければなりません。その分野は詳しくありませんのであらかじめご了承ください。また、仕事は紙でしか行なっておりません。通常「ゲラ」と呼ばれるものですね。書籍の他には各種団体の定期刊行物、会報、広報誌等を日常扱っています。 校正・校閲の仕事は「やりだしてみなければわからない」、業界についても「入ってみなければわからない」それぐらいに情報が少ない職業の一つではないかと日頃から感じています。上記の業務内容はざっくりしたものですが、何かお役立ちできることがあればと思いますので、ご質問やご相談はお気軽にお寄せください。 ご連絡は「CONTACT」に記載のメールアドレスまで。「こんなことを尋ねるのは話が違うだろうか?」「こんなことを言うと相手にしてもらえないだろうか?」「こんなことを打ち明けてもいいだろうか?」などと考えこまずにどうぞ。お返事のメールは遅くとも3~4日以内、かなり遅い場合でも1週間を目途にお送りいたします。 ※関連記事「 校正&校閲、キャリア相談は完全無料 」のほうもよろしければどうぞ。 *****