確定申告マーチ、水前寺清子の歌声とともに



悪さをする奴らが消えてなくなりませんね。還付金詐欺が倍増、急増しているそうです。奴らを絶滅させるには「引っかからないこと」― それひとつしかないでしょう。自治体や税務署、年金事務所や社会保険事務所、金融機関等々から「還付金がありますよ」「お金を受け取れますよ」といった電話がかかってくることは絶対にありません。もう何年もの間、警察も注意喚起を行なっていますよね。

https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/refund/

私は毎年確定申告をしており、必ず還付金があります。確定申告書をはじめとする必要書類一式を所轄税務署に提出するのですが、以後、自身が指定した金融機関の口座に振込が為されるまで、一度として電話がかかってきたことはありませんし、電話ではやらないわけですね。一定期間を経てある日のこと、次のようなハガキが自宅に郵送されてきます。


上の画像は、向かって左半分にもちろんのこと保護シールが貼られた状態で到着したものを取り去った写真です。個人情報、それに連なる所轄税務署名等々はすべて伏せてありますが、昨年2月に送付されてきた令和2年度分のもので、還付金の振込手続開始年月日の箇所には「R3.2.25」と印字されています。

今年の確定申告書の郵送を昨日済ませたところですので、3月中旬から遅くとも下旬には、還付金の振込が為されるでしょう。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、還付金のある申告者は、2月 15 日を待たずに確定申告書を提出することができます。所得税を先取りされていますので、税務署は「取りすぎている税金をお戻ししなければならない」わけで、「△△と申しますが現況いかがでしょう? まだ日数かかりそうです?」などと問い合わせの電話をかけようものなら、かなりの低姿勢で進捗状況を教えてもくれます。

確定申告事務は慣れてしまえば何ということはありません。フリーランスの方々は面倒臭がらずにしっかり行ないましょう。取引先企業に迷惑をかけることがあってはいけませんよね。何より自分自身のために良いことにはなりません。「ザ・お役所」の税務署は、意外なほどに当たりが柔らかく親切です。「きちんとやろう」とする納税者には「きちんとしよう」というシンプルな好循環でしょうかね。合い言葉は〈清く正しく納税者、政府叩きは容赦なし〉ということで、堂々明るく春を待ちたいものです。

いいか悪いか、何につけ私は完璧主義なんですね。確定申告初年と次年は電話を通じて「これでもか、うるさいな」と自分自身で思うほど、不明点については徹底的に突っ込んだ質問を投げかけたものですが、この 14 年というもの不備ナシ・誤記ナシの完璧記録を保持しています。タッタカタ―、タッタカター、タタタ、タタタ、ター、「確定申告マーチ」が小さな脳内に響き渡るこの季節、実質的な一年の終わりを迎える日まであと少しです。ところでマーチと言えば我らがチーター、水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」がありましたね。このご時世にあってこそ、その歌詞たるやこの上なく素晴らしい一曲ですので、今日は最後に YouTube を引っ張り出してまいりましょう。残念ながら二番を飛ばした歌唱になっている動画ですが、お時間のある方はぜひお耳を傾けてみてください。



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