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ツイッター開始、名前は「だるま子」

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ツイッターを始めました。名前は「だるま子」です。 「七転び八起き」というよりは「転んでもただでは起きない」のほうですね。 最初のツイートはどうしようかと少し考え、放送大学の方々が多いので「在学中のいちばんの思い出」ということで下の写真と合わせて初ツイートを行ないました。通学制の大学でいえば中間試験にあたる同大「通信指導」の記述式解答に対する教員のコメントを撮影したものです。科目名は「移動と定住の社会学」で、主任講師は東京都立大学教授・丹野清人先生。労働社会学・国際労働力移動・エスニシティがご専門です。 丹野先生からはご覧のとおり予想外の高い評価をいただくことができたのですが、 ツイッターのほうでもこちらの予想を超えて「いいね」が増えていきました。 50 、100 を超えたあたりからは 「いったいどこまで行くのかなあ!」と楽しく眺めることができました。 画像:東京都立大学( https://www.tmu.ac.jp/cooperation/tmunavi/index/hum/hss/30777.html ) さらにリツイートが5件、このうちの4件は個人の方々によるものだったのですが、残りの1件は驚いたことに、テレビCМでもお馴染みの「スタディサプリ」―  あの「スタディサプリ」の社会人向け 公式アカウント「スタディサプリ社会人大学・大学院」 でした。この「だるま子」のツイートを? リツイートしてくれたの? ええ~?  ほお~んとに~? 「超嬉しい」の一言でしたね! 感謝の気持ちをこめて宣伝しておきましょう。お互いさま精神ということですね。 「大人こそ 今こそ。」とありますが、 ええ、そう思いますね。「自分は充分にできあがった人間だ」という方々には不要かもしれませんが、私などはまあまあ馬鹿なほうなのでそうはいきません。学ぶことからはおそらく一生離れないだろうと思っています。 私は随分昔に早稲田大学第二文学部を中途退学したのち、2018 年9月、放送大学教養学部に編入学、昨年9月に「人間と文化コース」を卒業しました。最低の成績が「A」で数個、あとはすべて「丸付きA」でしたので、いわゆる優秀というやつですね(笑)放送大学は同大卒業生に対して「再入学」という制度を設けており「別のコースに限る」という条件付きで「またまた入学」し、所定の要件を満たす科目履修で最低 16 単位を

祝・グーグル検索上位表示、おかげさまで1位&2位

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グーグル検索で「校正者」「ブログ」と入力をしてみますと、本日2月13日現在、めでたく上位表示、1ページ目のデフォルト 10 件中、『在宅校正者のニコニコブログ』が2位、姉妹サイト『在宅校正者の日々短文ブログ』が1位となっています。読者の皆さんにはいつもご訪問いただき、本当にありがとうございます。 👆画像クリックで拡大表示可 どちらのブログもまだ投稿数は多くないのですが、よくご覧いただいているようで嬉しく思います。以前運営していたブログ複数を閉鎖後、新たに昨年8月に開始したのが当ブログ、追って「多忙で書けない時期専用」の『日々短文ブログ』を開始したのが同じく昨年 11 月。これからも努めて、お役立ていただける記事を投稿してまいりたいと思います。 👆画像クリックで拡大表示可 読者の方々からは、さまざまな内容のメールをいただいておりますが、キャリア相談にせよ、校正を学習する過程や実務の場における心配事や悩み事にせよ、仕事に関連する事柄でしたらなんでも結構です。いつでも躊躇することなく、私でよろしければお気軽にご連絡ください。言うまでもなく、読者の皆さんあってのブログサイトでもあります。 今日は喜ばしい出来事のご報告とともに、簡単ではありますが御礼まで。 今後ともよろしくお願いいたします。 Photo by JOSHUA COLEMAN on Unsplash ※ご連絡は〈CONTACT〉に記載のメールアドレスまで。 ※関連記事「 校正&校閲の仕事に興味がある方へ 」「 校正&校閲、キャリア相談は完全無料 」のほうも、よろしければどうぞ。 *****

確定申告マーチ、水前寺清子の歌声とともに

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悪さをする奴らが消えてなくなりませんね。還付金詐欺が倍増、急増しているそうです。奴らを絶滅させるには「引っかからないこと」― それひとつしかないでしょう。自治体や税務署、年金事務所や社会保険事務所、金融機関等々から「還付金がありますよ」「お金を受け取れますよ」といった電話がかかってくることは絶対にありません。もう何年もの間、警察も注意喚起を行なっていますよね。 https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/refund/ 私は毎年確定申告をしており、必ず還付金があります。確定申告書をはじめとする必要書類一式を所轄税務署に提出するのですが、以後、自身が指定した金融機関の口座に振込が為されるまで、一度として電話がかかってきたことはありませんし、電話ではやらないわけですね。一定期間を経てある日のこと、次のようなハガキが自宅に郵送されてきます。 上の画像は、向かって左半分にもちろんのこと保護シールが貼られた状態で到着したものを取り去った写真です。個人情報、それに連なる所轄税務署名等々はすべて伏せてありますが、昨年2月に送付されてきた令和2年度分のもので、還付金の振込手続開始年月日の箇所には「R3.2.25」と印字されています。 今年の確定申告書の郵送を昨日済ませたところですので、3月中旬から遅くとも下旬には、還付金の振込が為されるでしょう。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、還付金のある申告者は、2月 15 日を待たずに確定申告書を提出することができます。所得税を先取りされていますので、税務署は「取りすぎている税金をお戻ししなければならない」わけで、「△△と申しますが現況いかがでしょう? まだ日数かかりそうです?」などと問い合わせの電話をかけようものなら、かなりの低姿勢で進捗状況を教えてもくれます。 確定申告事務は慣れてしまえば何ということはありません。フリーランスの方々は面倒臭がらずにしっかり行ないましょう。取引先企業に迷惑をかけることがあってはいけませんよね。何より自分自身のために良いことにはなりません。「ザ・お役所」の税務署は、意外なほどに当たりが柔らかく親切です。「きちんとやろう」とする納税者には「きちんとしよう」というシンプルな好循環でしょうかね。合い言葉は〈清く正しく納税者、政府叩きは容赦なし〉というこ

フリーランスの泣き寝入りは発注企業の思う壺

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年明け最初の投稿になります。今年もよろしくお願いいたします。 本日は、2022 年1月27 日配信のニュース記事をひとつ紹介したいと思います。 上の画像はご覧のとおりNHKですね。いろいろ大変な昨今ですが、フリーランスの皆さんも非常に厳しい状況にある方が少なくはないでしょう。まずはササっと「泣き寝入り」の文言を安い辞書から削除することにいたしましょう。校正用語でいえば「入朱」ですね。赤ペン1本を取り出して「トル」と書き込むだけでOKなんです(笑) 赤色の囲みを見てみましょう。厚生労働省等がフリーランスを対象とする相談窓口を開設しているのですね。名称は「フリーランス・トラブル 110 番」― なるほど「110 番通報」ということですね。ひゃくとーばん・つーほー、ですね、分かりました、覚えておきましょう。記事によれば、2021 年 11 月末までの1年間で寄せられた相談件数はおよそ 4000 とのこと。政府も対策強化の検討に入っているそうですから、おそらく本件は推進されるものとみてよいでしょう。 緑色の最初の囲みを見てみますと、企業などから個人で仕事の発注を受け、報酬を得ている人は、2019 年時点で約 170 万人に上るとのこと。「ああ、私もそこに入っていますよ」と一言。同時に、労働人口全体から見れば依然として少数派、マイノリティなんですね。このマイノリティというものですが、そこに目を向ける、威勢の良い言葉を使うなら、そこに突っ込んでいく政府であるか、いや「イキ」「ママ」(校正用語)とする政府であるかという点は、21 世紀現代において一国の成熟度を測るモノサシのひとつといえるのではないかと思います。 次に緑色の2番目の囲みですが、ここはすべて引用しましょう。 フリーランスは雇用契約を結んで働く労働者のように定期昇給やベースアップなどで収入が増えるということはなく、法律で定める最低賃金も適用されません。 そのとおりですね。知っていますよ、当事者の私はもちろんのこと。しかしこれは私を含むフリーランスの人々のための文章ではありませんね。派遣社員、契約社員、パート・アルバイトで働く人材以上に「雇用の調整弁」としてフリーランスをいいように扱い、倫理や人道、正義といったものからは遠く離れた当該企業の全関係者が読むためにある文章ではないでしょうか。 2022 年1月14日付「ユニオ

個に還る~ R・W・エマソン『自己信頼』に力を借りて

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毎年のこと、年末年始を挟む期間は仕事が押し寄せ気味になるのですが、真っ向から逆らうように地元図書館の貸出上限を目一杯、ちょうど  30  冊の本を借り出してきたところです。果たしてどれだけ読み進められるかは分かりませんが、仕事ばかりしていると頭がからっぽになるのが嫌なんですね。忙しい忙しいで、社会の「さも真っ当な」一員であるかのようになるのもたまらなく嫌なんですよね。まるで「先進国の社会人の勲章」か「富める国での人生充実の証し」かとでも言いたげな「いつも仕事で忙しい」というお定まりの立派な感じの人間像を馬鹿みたいだと思うところがあるんですよ。 借り出した本の3分の2は英語読本、久方ぶりの英語力メンテナンスのための多読用途、その他3分の1はオーストラリア先住民・アボリジニ関連の一般書と専門書。今年1年はコロナ発生の前年より仕事が忙しくなりました。下の画像は本社所在地・宮城県仙台市、河北新報社のオンラインニュースに掲載されていた記事ですが、すでに耳慣れた「巣ごもり需要」も大きな要因となり、書籍の売れ行きは良かったようですね。 業界に身を置きながら他人事なこの感じ。冷静で客観的というやつですよ(笑)これがあながち冗談でもなくて、意味も意義も価値もある要所の一つではないかと思っているんですね。所属、帰属、安住、現状、固執、熱狂、錯覚、妄信、埋没等々に侵されない〈個〉の存在として常に〈自分以外〉のヒト・モノ・コトから一定の距離を取るという在り方です。「熱く冷める」「冷めて熱い」という感じでしょうか。 出所:「河北新報 ONLINE NEWS」 https://kahoku.news/articles/knp2021122401000416.html 社会で大きな「問題」が起こると関連書籍の発行は目に見えて増えますから、まぁそうだろうなと納得。仕事は選ばず、およそ断わらない主義なのですが、逆立ちしても時間が取れない、詰め込みようがない日程である場合には、当然のこと辞退となるわけで、昨年は2点、今年は4~5点でしたか、依頼に応じることができませんでした。手と目を使う絶対量には抗えないという仕事柄「高速」には限界があるということですね。 納期最長案件は来年1月半ば過ぎまで。現在手元にある仕事が一般書2点、英語の語学書4点、同じく英語の問題集2点、今週半ばの駆け込み2点というスケジュ

内向き日本が暗すぎる~シドニー語学留学回想記 ①

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Art Gallery of New South Wales(ニューサウスウェールズ州立美術館) 上部中央はオーストラリアの国旗、左は先住民アボリジニの民族旗 1995年、筆者撮影 26 年前の春(南半球の豪州は秋)学生ビザでオーストラリアに初入国。成田空港まで両親が見送りに来てくれました。親子3人、いよいよここからは「搭乗者以外立入禁止」のお別れ地点に歩を進めたとき、今は亡き父親が歯を食いしばるように泣き顔になるのを堪えていた立ち姿を未だ忘れることができません。知人も友人もいない国へ世間知らずの吞気なお嬢さんが単独飛行。「向こうで万一お前が死ぬことがあってもパパは平気だから気にするな。お前が行きたい場所に行ってそこで死ねたんだと思うから余計なことは考えるな。好きなように思い切り楽しんでこい」― 日本を発つ数日前にそう言ってくれました。昭和一桁生まれの父親です。 余談になりますが、私が長年独身を貫いているのは、女の成長を決して妨げることなく支援し、たとえ一つの選択によって死ぬことがあったとしても、女が抱く夢や希望を尊び、さらには背中を押してくれるような優れて賢く人間的で腹の据わった男など、ただの一人としてお目にかかったことがないからです。 筆者撮影 豪州では The University of Sydney(シドニー大学) 附属の語学学校、 Centre for English Teaching(英語教育センター)   に入学、上の写真は、そのとき学校から配布された日記帳で今でも大切にしています。慣れない異国での生活に戸惑い、言語が異なる社会のなかで疲弊しても不思議ではない、そうしたケースもあるのかもしれませんが、私の場合は大変容易に融合し、ワインも安い、食品も安いでトントントントン体重が増えていくというリラックスした日々を過ごすことができました。 四半世紀を過ぎて、現在ではかなり物価の高い国になりましたが、当時は非常に物価の安い国だったんですね。シティ中心部から電車で数駅の Edgecliff(エッジクリフ) 駅下車、高級住宅地の一つに数えられる Darling Point(ダーリングポイント) という街で一人暮らしをしていた期間があったのですが、滞在中に円高が進んだことも幸いし、月の家賃はワンルーム6万円台から5万円台。それでも「ジャパニーズはお金持ち」の時代で

おススメ〈いい本3冊〉コーナーのご案内

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サイドバーに設置した「おススメ〈いい本3冊〉コーナー」では、お薦めの良書3冊を挙げ、随時更新してまいります。初回で取り上げた3冊は、現在サイドバーに掲載しておりますので(2021 年 12 月6日時点)重複いたしますが、あらためてこちらでもご案内したいと思います。ご関心がおありの方はこの年末年始、読書に耽ってみるのもよいのではないでしょうか。 書評や感想、著者に対する評価や個人的な思い入れ等々は公にしない主義ですので、今後も同様、書籍のカバー提示のみとなります。本をよく読んでいる方は、およそタイトルで判断できる嗅覚を備えているものと思いますので余計なおしゃべりは不要でしょう。 近いうちに2回目の〈いい本3冊〉を掲載する予定です。不透明かつ困難な時代状況において〈自分にとってのこの1冊〉が強い希望の光となり、生きる意味を見出すひとつの契機となることを願っております。 *****

トマト三昧、短文限定サイト開設

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当ブログの姉妹サイトの位置づけで、新たなサイト『 在宅校正者の日々短文ブログ』 を開設、今日から投稿を始めました。サイト名のとおり短文限定のブログです。「超」を付けてもよいぐらい本当に短いブログなんですよ。余白もありながら多くて 10 行程度。1分と言わず 30 秒もあれば読み終えていただけるのではないかと思います。 仕事は幸いなことに1年を通じて繁忙期も閑散期もなく、いつでもたいがい仕事があるといった調子の在宅ワーカーなのですが、今年は取引先のうちの1社が年末に向けて新刊本が目白押し、とても忙しくなるとのことで、10 月時点から「よろしくメール予告」を受けており、すでにその状態になっています。 しばらくまとまった記事が書けないかなと残念に思っていたところ、いい考えが浮かびました。「そうだ、短いブログを始めよう!」―  多少忙しくてもササっと書けるブログサイトを作ればいい。私は書くことが好きなものですからね。 早速 Google のブログプラットフォーム Blogger で、タタタ、タタタン、テテテ、トトト、パパパ、パパパンと作成に着手。「目にすると活力が湧いてくると言われる〈赤〉をベースの色にしたい」と思いました。サイトの背景画像には複数のトマト、プロフィール写真もトマト、投稿文に添える画像もトマト。トマト三昧「赤でいっぱい」のブログです。 サイト名は「トマト通信」「トマト便り」「トマトの部屋」「トマトの声」等々、いくつか案が浮かんだのですが、最終的には「日々短文」― 分かりやすいものに決めました。赤、赤、赤 ―。魔除けの色とも聞きますね。読者の皆さんにも赤の「活力」が伝わり「魔除け」の力が及びますように。 初回の記事タイトルは「 起床時間は午前4時 」です。 ぜひお気軽にご訪問ください。 ※1 このサイトは2022年7月20日に閉鎖いたしました。 ※2 当サイト上の〈他サイトアーカイブ〉クリックで、投稿したすべての記事をご覧いただけます。 *****

胸躍るギリシャ、サントリーニ島

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Photo by Andreas M on Unsplash 前回の記事「現代ギリシャ語、独学開始」 投稿から二日後の本日 クレジットカード会社から 毎年恒例のカレンダーが到着 中を開けると 来年のカレンダーは全部写真 私は写真が好きだから喜んだ 「Delightful Heart」 「心をうるおす世界へ」 そうだな 潤いが必要だ 表紙の写真はフィジーのタバルア島 初耳の初見 いいな海は ゆらり一枚ずつめくっていくと サントリーニ島じゃないか! わあーーーーーっ!!! おとといアップした記事に書いたぞ! サントリーニ島のことを! アトランティス・ブックスのことを! *** サントリーニ島でただ一軒の書店 「アトランティス・ブックス」は外せない 英語の本やギリシャ語の本 地図帳や図鑑や絵本も欲しい 店のテラスから望む景色が素晴らしいのだそうだ https://sylviekb.blogspot.com/2021/11/blog-post_10.html *** 店のある場所は「イア」という町 ギリシャ語の綴りは Oia 語頭の O は読まないのか 弱い音なのかな カレンダーには解説もある 末尾の「まさに感動的」は 今日の私の心を表す言葉でもある これはもう ギリシャ神話の神々の声だな 「来なさーい!」 聞こえる聞こえる Photo by Matthijs van Schuppen on Unsplash *****

現代ギリシャ語、独学開始

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Photo by iSAW Company on Unsplash ギリシャに行きたい ギリシャ語を勉強しよう もちろん独学だ 悩まない ササっと始める パパっと進む 人生は短い Photo by Ryan Spencer on Unsplash 文字を知りたい 音と形はどんなだ エーゲ海にイオニア海 たくさんの島々 青と白の国 大好きな二色 Photo by Roland Fényes on Unsplash 音声は YouTube があるだろう 書き順も YouTube があるだろう 外国語習得の入り口は独学がベスト 語学学校なんか行っちゃいけない 受け身だからだ いずれ過去の語学学習についても記事を書こう あった!  イエ~イ!!! 叩けよさらば開かれん もう〈アルファ〉と〈ミ〉が書けるぞ やる気があると早い Α α Μ μ 韓国の諺に「시작이 반이다」というのがある 読み方は「シージャギ パニダ」 直訳は「始まりが半分だ」 物事に着手をしたらその時点で 目的の半分は達成したようなものだという意味 楽観的で元気が湧いてくるこの言葉が好きで 何かを得ようとするときは 心の真ん中に持ってくる Photo by Despina Galani on Unsplash アテネの街中だ 何屋さんだろう 何屋さんでもないのか 読めない いずれ何でも読めるようになる 図書館で借りてきた語学書をコピー 「デルタ」がある サントリーニ島でただ一軒の書店 「アトランティス・ブックス」は外せない 英語の本やギリシャ語の本 地図帳や図鑑や絵本も欲しい 店のテラスから望む景色が素晴らしいのだそうだ Photo by Tânia Mousinho on Unsplash 哲学発祥の地 夢のギリシャ ソクラテスに会える その日まで 当面は日本でできる勉強に精を出そう あっ! 仕事もあったな そのときはしばらく休暇が必要だ 「ギリシャ土産をたくさん持ち帰りますよ!」 この一言で明るく旅立とう 皆が(仕方なく)笑顔になるように Photo by Michael Fruehmann on Unsplash 花が花らしく咲いている 陽光の自然 黄緑の葉 白壁にブルーが映えて美しい 潮の香りがするようだ やっぱり 仕事よりギリシャだな 😄 *****

書籍校正者は「漢字博士」か?

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Photo by kaori kubota on Unsplash 「書籍の校正や校閲の仕事をしているような人は、およそ知らない漢字などないのだろう、やたらに画数の多い〈薔薇〉のような漢字もササッと書けたりするのだろう、何と読むのか分からないような難しい漢字でも、薔薇より画数の多い漢字でも普通に書くことができるのだろう、まさに漢字博士ですよね、あ、漢字検定なんかも1級とかお持ちなんでしょう? いやお持ちでなくてもね、パッと受験したらパッと受かっちゃうんでしょうね、あの、やっぱり大学は国文学科をお出になっていらっしゃる?」 いいえ、そんなことはありません(笑)このサイトでも何度か記事にした放送大学に編入学する前のその昔、私は早稲田大学第二文学部の学生だったのですが、中退のうえ専攻は歴史学でしたし、漢字検定などは1級どころか受験したことすらないんですね。校正・校閲の仕事をしている人間が国文学科を出ているとか、とりわけ文学を好んでいるといった顕著な傾向などというものは、少なくともフリーで働く人間の間には見られません。言い換えれば、国文学を専攻していなくても文学に疎くても、校正者や校閲者にはなれるということです。 例えば本を読むより釣りやゴルフや料理が好きだという人もいますし、大学で心理学を専攻した人が、オフィス用品の分厚いカタログ校正に取り組んでいたりもします。消しゴムやクリップやセロハンテープや蛍光ペンの写真と価格と商品名等を確認し続ける校正作業で、日に軽く数万を稼いでいたりもするんですね。フリー校正者のバックグラウンドは実に多様です。 私の職歴は直近  13  年、それよりかなり前にも校正の仕事をしていた時期があり、通算  21  年ですので短くはないほうに入るかと思いますが、ある時期まで、こと漢字に関しては弱かったんですね。もともと日本語が好きではなく、 10  代の終りごろから外国語のほうに大きな比重をかけていました。日本語以前に日本自体が好きではなかったので反動が大きかったんですね。英語にフランス語、韓国語にドイツ語とやたらに手を伸ばしていました。 結果、校正・校閲の仕事でも対応可能な実力がついたのは英語と韓国語の二つだけですが、英語一つにしましても「ある程度できる」ぐらいで「外国語がよくお出来になるんですね」ということになってしまう国ですから、英・韓はも

校正入門、はじめの一歩は独習可

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「校正実務は未経験、やはり通学制の専門学校に行くのがベストだろうか、あるいは通信制の講座を受講するのはどうだろうか」等々、校正の学び方について悩んでいる方にお勧めしたいのが「とにかく実践」の第一歩として、書き込み式の練習帳を用いた模擬校正を「まずはやってみる」という入り方です。校正とは云々という類いの書き物は、エッセイにしろ指南書にしろ、あるいは教本でさえあったとしても、それらをどれほど読み進めたところで「実務に触れる」ことはできませんよね。「ああ、そうなのか、ふ~ん、なるほどね」という〈外から眺める校正〉は後回し、〈自分が当事者になる校正〉を優先するのがよいのではないかと思います。言うまでもなく校正は、実務をもって校正でもありますのでね。 上の写真は、 日本エディタースクール 出版部 発行の『校正練習帳』という本で、タテ組編とヨコ組編がそれぞれ出ています。定価はいずれも  500  円(本体)プラス消費税で1冊  550  円。試しにちょっとやってみるのに金銭的な負担も少なく、分量も各  60  頁ほどの薄い本ですから、あまり時間を要さないという点でもお薦めです。端から事細かに書かれている重量級の本を摑んでしまうと挫折する可能性も出てきますのでね。まずは大網を掬うという心づもりでトライするには格好の教材だと思います。他に用意するものは芯の太さが 0.38 以上 0.5 以下の赤ボールペン1本で  OK 。ちなみに私が使用しているのは、三菱鉛筆のジェットストリーム。ペン先の滑りが良く発色が鮮やか、つまり濃く書ける、さらには速乾性も高いという点で一択です。 下の写真はタテ組編の見開きですが、右頁は「①誤字を直す」、左頁は「②文字を入れる」となっています。1項目の学習が1ページで完結するコンパクトな構成なんですね。 ピンクの囲みの部分には、校正記号の標準的な書き方と入朱例(赤字の入れ方)が表示されており、次は入朱例のとおりに赤ペンを使ってなぞり書きを行う箇所、そして今度は自分自身で入朱する箇所が続きます。頁の下段には「こんな点にも気をつけよう」という見出しで、上段で示された以外の書き方や注意事項が記されています。この見開き  2  項目を終えると、そこで学んだことをきちんと習得できているかを試す練習問題が次の頁に用意されているんですね。「校正本番」の機会が短い間隔で訪れ